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内膜症治療薬として愛用されているルナベルの超低用量タイプとして、「ルナベル配合錠ULD」が6月28日に厚労省から承認され、薬価はこれまでのルナベルと同価格で、先週9月26日(木)から処方が始まっています!

ルナベル配合錠ULD
  エストロゲン剤 エチニルエストラジオール(EE) 0.02㎎
  プロゲスチン剤 ノルエチステロン(NET) 1㎎
  保険適応名   月経困難症

実はこれまでのルナベルLDも、「内膜症の月経困難症」というしばりをやめて、保険適用名は「月経困難症」だけになっており、今回の超低用量も同じです。

ルナベルLD(Low Dose:ロー・ドーズ:低用量)EE:0.035㎎ NET:1㎎
ルナベルULD(Ultra Low Dose:ウルトラ・ロー・ドーズ:超低用量)EE:0.02㎎ NET:1㎎


これで、日本で使えるピルのうち、厚労省が月経困難症治療薬(もちろん内膜症治療もできる)として保険適用承認したものが、3品になりました。
ちなみにめんどくさいですが、日本だけなんだけど、この3品は公式にはピルではなく(実質的にピルですが)、低用量エストロゲン・プロゲステロン配合薬(LEP)なんぞと呼んだりします。

・ルナベルLD(2008年4月承認取得)・・・低用量タイプ
・ヤーズ(2010年9月承認取得)・・・・・・・超低用量タイプ
・ルナベルULD(2013年6月承認取得)・・超低用量タイプ

ただし、今回のルナベルULDは新薬扱いになってしまうので、今後1年間は30日分の処方しかできません。
実質的には21日分が1シートで、ふたつきパッケージになっているので、21日分(休薬する場合は28日分になる)ということになりますよね・・・
まさか、あのパッケージをはさみで切り取って、あと9日分をバラで手渡されるなんてこと、しないわよねえ・・・うーん、わからん・・・

今回処方が始まったルナベルULDはふたつきのパッケージタイプになっているわけですが、販売企業2社(日本新薬と富士製薬)が作ったパッケージのデザインが全く違っているので(色調は似てはいるけど)、なんか違う薬のように思う人が出てくるかもしれませんが、中身はまるで同じですよ。
なんだかつまらない大人の事情ですわな ┐('~`;)┌



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